猫は性質上、犬よりも誤飲の発生頻度は少ない。
しかし、裁縫針あるいは釣り針のついた糸、動物用の玩具やジョイントマットの一部などで遊んでいるうちに誤って飲み込んでしまうことがある。
異物誤飲が飼い主に気づかれることなく、後日、腸閉塞という形であらわになるケースも少なくない。
症状としては、頑固な嘔吐、食欲不振、沈うつ、腹痛などです。
閉塞後長時間経過した場合、重症化あるいは死亡することもあります。
写真の症例は、コルクのようなものが小腸で閉塞を起こしていた症例です。
誤飲が起こらないような環境整備が大切になってきます。